こんにちは
個人的な話で恐縮ですが
私が幼少のころ
スーパーカーに興味をわかせてくれた本のひとつに
世界のスーパーカーだったかスポーツカーだったか
という本がありました。
著者は「サニー梅木」なる怪しいお名前でしたが、
中身は結構まともで編集もきちんと
した本だったように思います。
当時石油ショック真っ只中
そして日本は、排ガス規制で
日本とアメリカの車事情は
イタリア、ドイツの華々しさ
に比べて記載もあっさりしていましたが
そのなかになんとも変わった
成り立ちの車がございました。
それがこの
ブルックリンSV-1です。
当時のその本の記載には
車好きの億万長者マルコム・ブルックリンが
開発したスポーツカー
経営的にかなり苦しいようだが
まだがんばって生産を続けているようだ。
こんな記載だったともいます。
当時小学生ぐらいだった私
億万長者で車を生産するって
どんだけ金もってんだろうというのと
このブルックリンと言ういう車の
なかなかかっこいい外観が印象
深かったのを覚えています。
さて、このマルコムブルックリンは
なんでも25歳にして100万ドルを
稼いだ実業家だったそうで、
なんと、スバルのスクーター
(ラビットのことでしょうか)
を販売したり、あのスバル360の
開発にも関わっていた人物との
ことです。
スバル3660もアメリカに輸出して
販売していたようですが、
重量が軽いためアメリカの
安全規制を免除されたため
全米でもっとも危険な車との
レッテルを貼られてしまいます。
ブルックリン氏
これには腹が立ったのか、いかなる
意思が働いたのかは不明ですが、
今度はとびきり安全な車をつくってやれ
ということで開発したのがこのブルックリンSV-1
なのです。
SV-1はSafety Vehicle の頭文字
大きなバンパーを備えるなど
安全を追求したブルックリンは当時の
アメリカの安全基準を大きく凌いでいました。
ボディーはグラスファイバー製で
表面はアクリル酸という樹脂をコーティング
したもので、カラーは5種類ほどあったようです。
安全を考慮していたため灰皿もライターも装備
されませんでした。
特徴的なガルウイングドアは
なんと電動で開閉することができました。
エンジンは当初はAMCのV8を搭載していましたが
モデル後半はフォードのV8 5.7リッターを
搭載最高出力は、当時のアメリカの
規制を受けてか220馬力程度。
しかしながら、少量生産の悲しさ
リトラクタブルのトラブルや
アクリル酸という特殊素材を使ったボディーの
ひび割れ、
さらには40キロもあるガルウイングドアが
ゆがんで開かなくなるなど
トラブルも多い車だったようですね。
安全をテーマにしていたことで
メディアからも注目を受け
アメリカ政府からも支援を受けていたブルックリンですが
1975年についに倒産。
2800台あまりが世に送り出されました。
ブルックリンの走りは
バニッシングin60
で有名なHBハリッキーの
第2作「ジャンクマン」でいまでも
見ることができます。
最後はガルウイングを開いたまま、海に落ちてしまう
らしいですが。
それにしても、このブルックリンといい、
あのデロリアンといい、
アメリカ人が理想とする夢の車は
なぜガルウイングなのでしょうかね。
参考
http://www47.tok2.com/home/clearblue2/3dcg/bricklin/bricklin.htm
































