スーパーカー列伝90 ランボルギーニカウンタックLP500S

こんにちは

 

なんとかかんとか90回を迎えることができました。

思えば長い道のりでした。

 

本日は第1回に登場した

カウンタックが再びですが

ちょっとひねってLP500Sです。

 

カウンタックは当初4リッターエンジンの

LP400で登場いたしました。

 

その超絶低いスタイリング、ガルウイングで

スーパーカーマニアの心を鷲づかみに

したのですが、ひとつ問題がありました。

 

それはですね。

 

「重い」ことです。

 

第1回でも申し上げましたが、

カウンタックは鋼管を複雑怪奇に

組み合わされた、市販車としては

驚異的なスペースフレームを持っており、

ボディー剛性や駆動系剛性など

の基本的性能が恐ろしく高く、

古くなってもそれらは衰えない

きわめて堅牢な構造なのですが、

 

その代わりに重いのですよ。

一説によれば、カタログデーターは

まったくのうそで、

実際の重量は1.6トンほどあると

言われておりました。

 

まあ、いかに4リッターV12の高性能ユニット

とはいえ、1発あたり330CC程度の排気量では

さしたる低速トルクは期待できないでしょうから

カウンタックは、「言うほど速くない」

車であったと推察されます。

 

さて、そんな状況になんとかしろよと

メーカーに文句をつける御仁が登場いたします。

 

カナダの石油王

ウオルター・ウルフ氏

ウルフは生まれは、オーストリア。

父親がオーストリア人、母がスロバキア人だったそうですが

1950年代にカナダに移住。

石油業界で巨万の富を得ます。

根っからの車好きであったウルフ氏

ランボにLP400を発注したのでですが、

 

上記のようなパワー不足に不満を持ったのです。

 

そこでウルフはカウンタックを自分好みに改造させるのです。

極太のホイール(コンセプトカーブラーボから拝借した

といわれる)に当時世界最高の性能を誇ったP7

そして、リヤには巨大なスポイラーを装着した

いわゆる赤色のLP500Sを作らせ

1975年に手に入れます。

 

しかしこれでは飽き足らないウルフ氏

今度はエンジンに手を入れます。

4リッターのエンジンに分厚いスペーサーを

かませてストロークアップ(後の5リッターエンジンと

同様の手法のようです)

5リッターの排気量を得てパワーアップ

サスペンションも改良して

今度は青色に塗られた2号車をつくらせます。

 

それでも満足しないウルフ氏。今度は2号車のエンジンを

さらにチューン。最終的には500馬力に達したといわれております

その他クラッチやフレームブレーキに手を加えた

究極のネービーブルーの3号車を手に入れます。

 

エンジンを抜き取られた2号車には、オリジナルのLP400の

エンジンが搭載されたのでした。

 

以上がLP500sのストーリーです。

 

あら、スーパーカーブームの際、

雨後のたけのこのように、モデルカー

プラモデルがあった、LP500S、

カウンタックといえばLP500Sのあの

赤のLP500S。

 

あれは1台しかない。

ついでにLP500Sは3台しかない。

しかも、本当に5リッターのエンジンが

搭載されたのは1台しかない。

 

のですよ。

言ってみれば、酔狂な大金持ちが、

ランボにオーダーを出したスペシャルモデル

がLP500S(スーパーカーブームのころの)

の実態なのです。

(後にLP500Sというモデルは出ますが

それは80年代の話)

 

さて、このLP500Sですが、

なんとそのうちの2台が日本にあります。

 

まず赤の1号車、

これは、某僧侶の愛車だったとか

映画よみがえる金狼などにも登場した

もっとも有名な車かもしれません。

これが日本にある。

 

そしてもう一台

ネイビーの3号車

いわば5リッターの本物の

LP500Sも日本にあるのです。

長く幻の存在とされてたこの車ですが

現オーナーの情熱によって美しく

レストアされ、2015年の4月

日本国内でお披露目されています

 

オーナーはウルフ氏と

チーフエンジニア(当時)のダラーラにも

お会いして、この車を仕上げたのだとか

 

その財力と、情熱に脱帽ですね。

 

それにしてもこんな世界遺産級の

車が2台も現存するわが国は

まだまだ捨てたもんじゃないと

思うのですよ。

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