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カーライフ小話7 現代ースーパーカー群像

   

こんにちは

最近友人のスーパーカーの嫁ぎ先の選定
についてちょっとしたお手伝いをしております。

某オークションサイトや、
中古車サイトなどの値段をチェックしても、
価格は「応談」だったりして、
相場観はあってなきが如し
と言う感じです。

車に関しては、かなりのお尋ねをいただき
長くお電話でお話させていただいた方も
いらっしゃいました。
その方に伺ったところでは、
昨今の新興国でのこの種の車への需要は
一段落したようで以前のような高値での取引は難しく
なりつつあるようですね。

確かに1000万というような価格は
よほどヒストリーがしっかりしていて、
オリジナル性が保たれた固体
でないと、そのような値段には
ならないようです。

まあ、言ってみれば、「昔に戻った」
のでしょうね。われわれ車好きにとっては
ありがたい話です。

話はかわりますが
先日1990年代のゲンロクという雑誌の
古本を入手いたしまして
ちょろっと眺めてみました。

まず表紙。

気恥ずかしくなるようなグラビアギャルが
表紙でセクシーなポーズを取っておりまして。
私のようなおっさんにはちょいと
恥ずかしい。(笑)
さっさと本を開きましょう。
IMG_20160405_122740

この当時の自動車雑誌は
広告が豊富ですねえ。
こちらはあのアートコーポレーションの広告
すごい。タワーにスーパーカーが納まってます。
(改装中みたいですが今でもあるようですね)
2016-04-05 08.36.16

とくに中古車、または新車の
広告が出てきています。
IMG_20160405_122034

お値段はこんな感じだったのですね。
F40の新車が6500万円
288GTOが4800万(新車並行)
512TR新車が2750万
テスタロッサ88 1600万
テスタロッサ86 1380万(中古)

IMG_20160405_122806

時は1992年
このころ1991年の暮れに24000円ほどだった日経平均は
あれよあれよいうまの下落を続け、8月には15000円を
割り込んでしまいます。

1989年の大納会で39000円近くをつけてますから
半額以下ですね。
1989年から3年、いつかは回復すると思われていた
株価は、回復しないということが明らかに
なってきたころでしょう。

車もそうでしたよね。

F40が2億円、
テスタロッサが5000万円。

そんなにするわけないのですが、
バブルと言う魔物は、それらを正当なもの
と思わせるわけです。

そのころに比べると
大分まともな値付けな気がしますが
ここまでくるには死屍累々でしょうね。

翻って現代
テスタロッサいまだに1000万円台という強気の価格を
掲げているところもありますね

これを見て、

1992年代に1380万で
いまでも1000万で売れるんなら

「相当お買い得」

と思われるでしょうか。

もちろん、その間車を持って楽しむ
所有価値を満喫すれば
たった380万の減価は
取るに足らないかもしれませんね。

しかし。私
今回お手伝いをするにあたり
多くの整備内容の明細を
見させていただきました。

その額は半端なものではありませんでした。

やはり、この種の車を維持して
所有価値を満足させることはは
生半可な情熱ではできない
ことだと思います。

フェラーリは結局値落ちしないから
お得という話をよく耳にしますけど。

それは、「高値掴みしていない」
ということと、「オーナーがー情熱を持って
その価値を維持する」という二つの
条件がなければ、成り立たない
ことだと思うのです。

 -カーライフ小話

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