スーパーカー列伝57 ランボルギーニガヤルド
こんにちは
2014年度のランボルギーニ社の業績が史上最高
を記録したそうで、
販売台数が2530台、売り上げは24パーセント伸びて
売り上げは800億あまりを記録したそうです。
新たに投入されたウラカンが好調で日本でも
売れているようです。
以前も申し上げましたが、
フェラーリに比べますと
ランボルギーニはあちこち売却されてかわいそうな
運命をたどっていたのですが
今はあのアウディーのバックの元
もっとも幸せな時期なのかもしれません。
さて、この好調の基礎を築いたのは
アウディーとの初の共同開発である
ベイビーランボ ガヤルドの功績が
大きいでしょう。
ガヤルドはアウディーのスーパーカー
R8との関係性が強い車です。
ボディーはアウディーが誇る
アルミ製のスペースフレームで
どちらも同じ工場で製造されています。
またエンジンも基本設計は
共有しています。
(もちろん作り手の味付けの
部分は違っていますがね)
ところで、アウディーのR8ってのは
いわゆる70年代のスーパーカーとは
まったく別物で、
どっちかって言うとポルシェ911
みたいなオールラウンドな性能
を持つスポーツカーだと思うんです。
たとえばランボルギーニを代表する
カウンタックなんてーのは、
ボディーはあくまで低く、
そしてボンネットはウインドシールドと
ツライチではないかというぐらいまったいらにして
新しい時代のスーパーカー像を作り上げました。
これは一方で。
「カッコのために性能を犠牲にした」
ということでもあります。
あんなにまったいらで薄いフロントノーズだったら
タイヤが動くスペースがありません。
思い出してみてください
60年代のスポーツカーを
たとえば911、ディーノ
あの車のフロントノーズは
どうなっていますか。
911では太股とよばれるフェンダーが
ヘッドライトからうねるような曲線のフェンダー
がありますよね。
もちろんリトラクタブルライトがなかったから
ヘッドライトの地上高さを確保する
という側面もあります。
それよりもタイヤですよ。
サスペンションのストロークが長く
なれば、当然タイヤの動く範囲も大きくなる。
カウンタックはストローク量を短くして(性能に妥協して)
あのかっこよさを得ているのです。
しかしながら、カウンタックはランボルギーニの
イコンとも言うべき存在。
あらたなベイビーランボを出すにしても
このイメージを残さなくてはならない。
ということでまた、スタイリストの登場
ベルキー人のルク・ドンカーヴォルケ
おそらく、アウディーR8のような、オールラウンドな
性能を持つスポーツカーはカウンタックのように、
機能を犠牲にしてカッコを取るというような設計は
していなかったでしょう。
となるとホイールトラベル分
シャシーは分厚くなるわけでして
この分厚いシャシーにランボルギーニらしい
薄っぺらくてシャープなボディーをかぶせるのは
なかなか大変な作業であったと
推察いたします。
ドンカーヴォルケ氏はこの困難な作業を
こなし一定の評価を得て、
最後にもっと困難な、このシャシーに
ミウラ風ボディーをかぶせるという
仕事を最後に、ランボを去っていきました。
(流石に無理だと言うことがわかったか
ランボも発売はしませんでした。同氏は
現在はベントレーを担当しているそうです)
さて、このガヤルド。ランボルギーニ史上
最高の販売台数を記録しているそうです。
しかしながらこの分厚いカウンタックみたいな
スタイリングはカウンタックの亡霊から逃れられて
いないように思います。
新しいウラカンは、カウンタックの呪縛
から解きはなれ、新しいスーパーカー像を
示しているように思います。
好調なランボの今後に期待ですね。
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