スーパーカー列伝37 BMW2002ターボ
こんにちは
本日は量産車初のターボカー2002ターボです。
BMW M1のときにもちょっと触れましたが、
戦後のBMWは倒産寸前まで追い込まれ
ダイムラーベンツに買収されそうなところ
だったのですが何とかそれは回避。
その後、起死回生をかけて出したといわれる
BMW1500(いわゆるノイエクラッセ)が
当時の水準を上回る高性能と高品質が受けて
やっと一息つけるところまで、業績が回復します。
2002はこの1500のデザインの流れ汲んで出した
1600-02が源流です。
1500のサイズをダウンして出した車、いわば
現在の3シリーズですね。
このころからBMWの車は、同じようなテイストの
サイズの違う車を作るようになっていきます。
戦後の経営不振から倒産寸前まで追い込まれた
反省なのでしょう。
絶対に失敗は許されないということなんでしょうね。
そのためなのか、2002もこれでもかというぐらい
ボクシーな真面目なスタイルですね。
さて、経営が上向いてきたBMWは、次第に
「スポーティーなセダン」を作るメーカーとして
のイメージが定着。
となればモータースポーツにも力が入るわけで、
そのためにはなんとしても目の上のタンコブ
ポルシェをぶっ潰さねばならない。
なりふり構わぬ、高性能モデルを出します。
2002の4気筒2000CCエンジンに
KKK社製のターボチャージャーをドッキング。
最高出力170馬力!の当時としてはモンスター
モデルを発売するのです。
2002の真面目でどことなく人のよさそうな
イメージを打ち破るかのような、ど迫力の
エアダム。
そしてリベット止めのオーバーフェンダー。
只者ではない雰囲気をかもし出します。
そして、ハイライトはエアダムのステッカー
わざわざ鏡文字にして、前の車の
ルームミラーからちゃんと判読
できるようにすると。
(どっかの国のターボカーもまねしてましたが(笑)
ところで
ターボってのは、熱回収装置で
理論的には、エンジンの燃費も
良くなるはずなんです。
実際現代のダウンサイジングターボエンジンは
燃費が改善してますよね。
一定回転で回り続けるエンジン
【飛行機とか船舶のエンジン等)
には効果的でも、車みたいに常に回転数が
変化するものには適応が難しい。
ターボが動かない領域がでてしまう。
いわゆるターボラグ。
しかも、燃料噴射は機械式。
いまの電子制御みたいに緻密に
燃料は吹けませんしね。
2002ターボもやっぱり、
高速時のデトネーション(以上発火)
対策のため圧縮比6.9まで下げられておりましたので
予想通りのドッカンターボ、
ついでに燃費が最悪。
レーシングカーとしてはよかったのかも
知れませんが、オイルショックの影響もあり
わずか1600台あまりで生産が中止されて
しまいました。
しかしながら、世界初の量産車のターボカーとして
長く記憶に残る車となるでしょうね。
この羊の皮をかぶった(ど迫力だからかぶってないか?)
狼の雰囲気。
こたえられませんねえ。
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