スーパーカー列伝38スズキフロンテクーペ
こんにちは
本日はちょっと小さいスーパーカー。
バブル時代の日本にも小型のスーパーカーとも言うべき
ビート、カプチーノ、AZ1などの個性的な車がありましたし
今も、ホンダ、ダイハツなどがスポーツ軽をだしております。
これはそれよりずっと前の軽のスーパーカー。
軽自動車は、当初はミニマムトランスポーターとして
1家に一台、実用的な足として販売を拡大していきました。
その1番手はスバル360であり、そのライバルスズキフロンテ
等だったわけですが、この分野に得意の高回転エンジンで
殴りこみをかけたのがホンダN360でした。
これを契機として、突如軽自動車にパワー戦争が
始まるわけです。
N360に対向したスバルはヤングSSという360CCから
36馬力をひねり出すスポーツモデルを投入。
ダイハツからは、ついに最高出力40馬力のモンスター
フェローマックスが登場する。
またこのころ高度成長を経た日本では
ファミリーカーの役割は
新しく登場したサニーやカローラに移りつつありました。
軽自動車は独身の若者の足としてみなおされる
ようになってきました。
そんな中でフロンテクーペは登場します。
リヤエンジンリヤドライブこそ
ベースとなったフロンテのものですが、
空冷だったエンジンを水冷化。
3連キャブをぶち込んで、
6500回転まで回って最高出力37馬力をひねり出します。
当時のススキの2トロークは3気筒でバランスよかったんで
軽々と回りましたね。
しかも二人乗りの割り切ったクーペボディー。
このボディーはスズキが関係が深かったジウジアーロの
作といわれましたが、実際はジウジアーロの原型は
もっとずんぐりむっくりで、ミニバンみたいだったのを
スズキ社内でスポーツカーのスタイルに練り直した
もののようです。
フロンテクーペーはそのスタイリングの美しさと
性能の高さから、結構な人気を得て、
軽の規格が550CCになったときには
ほぼそのままのイメージでボディ幅を拡大して、
「セルボ」として生まれ変わりました。
ただ、こちらはどちらかというと女性向けの
おしゃれなクーペーという感じで、
パワーはぐっと抑えられたモデルでした。
排気ガス規制の関係から、もはやこの世に
存在しないスズキの3気筒2サイクルエンジンですが
私もジムニ550で経験済みです。
うるさくて煙いのですが、音はいいです。
そんで、どこまでも回りそうと思うぐらい
よく回りましたっけ。
そんなフロンテクーペ。
今でも旧車フェスティバルでは何台か
見かけることができます。
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