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スーパーカー列伝59 RUF-CTR

   

こんにちは

本日は黄色い鳥の話。

写真はポルシェじゃねーかと思った方も
いらっしゃると思いますが。

RUFはチューナーではなく
ドイツ自動車工業会に
加入が認められている
れっきとしたメーカーです。

もちろんボディーやパーツポルシェから
供給をうけているのですが
車はイチから作っているといっても
過言ではないでしょう。

まあ、いってみれば
BMとアルピナみたいな
関係と申し上げればよろしいでしょうか。

(解りにくいか(笑)

さて、RUFは創業者アロイス・ルーフが興した企業で
もともとは整備工場とガソリンスタンドな
を営む小さな(いまでも小さいですが)
企業でした。

1940年ごろからVWタイプI(ビートルですね)
のチューニングなどを行っておりました。

さてRUFの名声を一挙に高めるのが
1987年に実施された
雑誌 Road&Trackの市販車
最高速テストです。

フェラーリ・288GTO、AMGメルセデスSEC6.0 4V、
ランボルギーニ・カウンタック、ポルシェ・959
など、名だたるスーパーカーが
積載車で運ばれてくる中。

黄色に塗られた、
どうみても、(多少車高が低いけど)
ノーマルのポルシェにしか見えない
RUF-CTRはナンバーをぶら下げ
なんと自走してサーキットまで参りました。

しかし、その内部にはRUFによって徹底的に
鍛え上げられておりました。

エンジンは3.4リッターまで拡大。(こんなのは序の口)
ミッションは新たに5速を開発。
ブレーキはすべてブレンボ製

そして、なんと、一瞬普通のカレラにしか
見えないこの車には
分割式のインタークーラーと
ツインターボが搭載されていたのでした。

その出力は469馬力トルクは怒涛の57キロ。
しかも驚くべきことに、これはRUFの保障する
最低で、実際は500馬力ぐらいでいていただろう
というんだから凄い。

そしてこれを普通にリヤエンジンリヤドライブで
路面に伝えるのです。

フロントが215、リヤが255といいますから、
まあそんなに滅茶苦茶太いわけでもない。

この大馬力を路面に伝えることができる
ポルシェという車のポテンシャルも
さることながら、こういう車を作ってしまった
RUFにも脱帽です。

さて、大方の予想に反して
スタートしたこのCTR

なんと名だたるスーパーカーを押さえて
最高速度339KMの最速
記録を樹立しました。
本家959も面目丸つぶれですね。

RUF-CTRの名声は高まり
その黄色いペイントから
イエローバードの愛称で呼ばれるようになりました。

このような、超弩級の性能を持ちながら
RUFは日常の使用にもまったく問題なく

最高速テストが行われた日も

そのまま自走して帰ったそうです。(笑)

ただまあ、このような超高性能と
日常を兼ね備えた車が

お金がかかっていないわけではなく

日本にも10数台ほど輸入されたそうですが

お値段は5600万円だったそうです。

さて、あまり見た目では変わらないような
RUFですが、ヘッドライトは
オリジナル911と違う曲面レンズ
が使われておりました。

これはVWタイプ1の古いモデルのレンズ
だったようですが、その採用の理由は

空力的理由なのか、
あるいは創業の基礎となった
VWへの敬意なのか、
そのへんのところは
私もよくわかりません。
(どなたか教えてください)(笑)

しかしながら、以前はお手軽RUFチューンと
して流通していたボッシュのこの古いレンズ

生産中止になったようで、
いまではほとんど見かけなくなりました。

ちょっとさびしいです。

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1024px-Ruf_CTR_Yellowbird_engine

1024px-Ruf_CTR_Yellowbird_interior

 -スーパーカー列伝

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